右腕のちから

ここ一週間くらい、背中がバリバリで朝起きると首が痛くて、頻繁に頭痛がしていた。

以前、酷い頭痛に襲われた時に母に助けを求め、呼吸を意識的にしてみた所直ぐに効果が出たのだけれど、今回はなかなかそうもいかずに、呼吸を意識的に出来ない状況になるとたちまち頭痛が襲って来て、結構辛かった。

背中をストレッチしたり、呼吸をしたり、顔面マッサージしたり、色々な事を試してみたけれど、それをしている時はいいものの、しばらくするとまた頭痛が襲ってくるという感じで、どうしたらいいものかと思って、産婦人科の先生にも電話して、妊婦でも飲める頭痛薬が薬局で買えないか聞いた所、病院でしか出してくれないとの事。

約1時間かかる先生の所まで行くのはちょっときつくて、色々試してみる。

しかし、コレといった解決方法は見つけられないまま、ある人との再会の為に出かけた。

お茶をしながらお話ししている時に、頭が痛くなって来たな〜・・・と思いつつ、ふと左手で右手の腕をマッサージし始めた。そうしたら、痛いのなんの。さらに、なんだかゴリゴリしている。筋張っているというか。

そういえば、母から右腕をしっかり揉んで肘関節の裏側にきちんと脈がとれるようにしなさい!と言われた事を思い出し、お茶している間にず〜っと右腕を揉み続ける。すると、右腕を揉んでいる間は、まったく頭痛がしないことに気づく。

そういえば、何日か前から右手のひらの下の方が打撲したかのように痛くて変だな〜と思っていたけれど、手首も詰まってしまって血液が流れなくなってしまっていたサインかも知れないと思い、とにかく家に帰ってもず〜っと右手を揉み続けた。

すると、いつも冷たかった手のひらがぽかぽか暖かくなり、首も背中も痛く無い。何より頭痛が全くしない。

眠りにつく前にもう一度入念に右腕を揉みながらしっかり脈を打つのを確認し、呼吸をしながら背中をストレッチして寝た。

すると、なんと!!!

ここの所ず〜っと感じていた寝起きの背中のバリバリ感、そして首の痛さが全くない!!

手はず〜っとぽかぽかで、頭痛の「ズ」の字も思い出せないくらい快調!

枕のせいかな〜・・・とかベットのせいかな〜・・・と思っていたこの不調も、右腕の流れの悪さが全てだったのだと再確認。

腕を確認してみると、肘から下には軽く痣まで出来ていましたが、頭痛に比べればこんなもの何でもない!!!

人の身体って凄いな〜!と改めて思います。

足は左から、腕は右から!という母の言葉通り、右腕をあれだけ揉んだら左の腕がおかしくなりそうなものなのに、左手もぽかぽか暖かく、痛い所も全くないから不思議。

身体は繋がっているのだな〜と言う事がよく分かる。

ここ何日か続いていた身体の不快感から解放され、美味しく食べ物も食べれる!

悪阻もほとんど終ったような感じです。

これからも、とにかく右腕の脈がいつでもとれるようにしっかりメンテナンスしていかなければ。

意外と知らない右腕の力。

凄い。

サルもびっくり。

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    ROSAS

    2013052721030000先週から2週続けてパリ市立劇場でRosasを鑑賞。

    先週は「Elena’s Aria」,そして昨日は「Drumming」

    改めてセンスの良さに脱帽でございます。

    Eleana’s Ariaは、2月にBrusselに行った時にも鑑賞した作品で、また劇場が変わると見え方も変わって素敵であった。

    でも、なんといっても感激したのがDrimmingのラストシーン。生演奏の迫力も素晴らしかったけれど、あんなに気持ちの良いラストシーンはない!!

    生演奏の方達の近くに小さな電光掲示板のようなものがあって、数字が書かれているのは分かったけれど作品が始まってからはダンスに目がいきっきりでその存在を忘れていた。けれど、ふとそこに目をやるとカウントダウンがされている事に気づく。気づいたのは丁度2分を切ろうとしていた所。もしや、これは終わりをカウントダウンしている??と思いつつ、カウントダウンに合わせてハラハラしながら舞台に目をやっていたけれど、丁度「0」で演奏、ダンスがピタッ!!!!と終った時は、身体に鳥肌が走った。繰り返しのリズムからなっている音楽も、ダンサーの動きも、舞台セットの動きも、全てが「0」で完結するこの何ともいさぎ良い終りに、本当に感動感動でした。

    いや〜、良いものを見させて頂いた。

    そして今日は、私と旦那さんが出会うきっかけにもなった大きな出来事でご縁が繋がりました方とパリで再会。

    色々な話を聞かせて頂きながら、人との出会いやダンス作品との出会い、劇場との出会いなど、本当に良く出来ていて、ご縁がある所はどんどん繋がってゆくのだな・・・という事を改めて感じます。そして、そんなダンスが繰りなす素敵な人間模様と国を跨いで人が繋がって行く様子を伺いながら、やっぱりダンスって素敵なものだな〜とダンスの素晴らしさをまた感じるのでした。

    そして、家では旦那さんの持っていた本を拝借し、Anne Teresaの作品の作り方にまたインスピレーションをもらって、自分の作りたいダンスについて、そしてこれから自分がして行きたい事について、また頭を使ってみる。楽しい時間でございます。

    こういう素敵な出来事があると私の顔つきは変わるらしく、良い顔になると言われます。

    いつも良い顔で居られるように、しっかりアンテナをはって日々素敵な出来事をキャッチ出来るようにせねば。

      海に行きたい

      DSCF3252 数日前から雨続きのパリだったけれど、やっと晴れ間がのぞいたと思ってもすぐに曇るし、まだまだ寒くてテンション下がります。

      冬物もなかなかしまえません。

      こんなぐずぐずの天気が続くと身体もグズグズして、ここ最近首・肩・腰の辺りがバリバリして暇があれば足もみとストレッチをしているのだけれど、今日は何だか気分を変えたくて、なかなか狭い家ではあるけれど、部屋でインプロをしてみた。

      すると、首・肩・腰がぽかぽか暖かくて何て気持ちがいいのでしょう。

      やっぱり動かしてあげる事が一番なのだな・・・と思いつつ、狭い家でももっと踊りましょう。と思うのでした。

      田舎育ちの私にとってパリという土地は少し都会過ぎるようで、時々自然に触れたい衝動にかられます。

      地元は栃木の山に囲まれ、最初に留学したスイス・チューリッヒは街に大きな湖もあるし、次に住んだポルトガル・リスボンは街から大きな川がいつも見えていて、ちょっと電車にのれば直ぐに海に行けたし・・・と、こんな大都会に住むのが初めてな私にはちょっときつい所も。

      リスボンに住んでいたとき、何かに煮詰まったり時間が出来ると必ず海に行っていたから、今でも無償に海が見たくなる時がある。

      何年か前に、沖縄に友人を訪ね、その後島をいくつか廻った時に、毎日必ず海で泳いだもんでした。

      沖縄の人は、身体の調子が悪いと海に浸かりなさいと言うそう。

      海が見たくなったりするのも、やっぱり人間の自然な動きなのかもしれないな〜と思います。

      海が見れないならば、海鮮が食べたい!と最近は無償にムール貝を食べたい衝動にかられます。

      毎日でも良いくらい、いつも食べたい。

      今はビールは飲めないけれど、そしてムール貝、最近結構な確立で食べているけれど、常にムール貝食べたいな〜。とお腹が言ってきます。

      ムール最高。

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        祝・生還一年

        DSC_0420去年の今日、5月18日に父が胸部大動脈瘤破裂で仕事場で倒れた。あれから丸1年。

        あの日の事は、ずっと忘れられない出来事。

        あんなに怖くて、あんなに不安で、あんなに心配な時間を過ごした事は今までの人生で初めての事。

        胸部大動脈瘤が破裂するとかなりの確立でショックによる即死に至るらしいけれど、とにかく倒れたと聞いて病院に駆けつけたその時は何の知識も無く、ただただ無事で居てくれる事を祈るしか無かったな〜と今でも鮮明にあの時の気持ちを思い出す。

        父が倒れた5月18日は、私の結婚式まであと二週間という時だった。

        昔から娘にとても甘いお父さんであった私の父を知る人は、ず〜っと昔から「香苗ちゃんがお嫁に行く時には、絶対お父さん泣いちゃうよね」と口を揃えて言っていたくらいで、私もやっと花嫁姿を見せられると結婚式を待ち遠しく思っていたから、父が倒れたと連絡があった時は頭の中が真っ白で、動揺で大変だった。

        幸いにも、結婚式の衣装合わせに旦那さんと一緒に栃木に帰省しているバスの中で父が倒れたとの連絡を受け、大きな不安な気持ちがある中で隣に旦那さんが居てくれたのは本当に心強かった。

        病院に着いてみると、最初はもう帰れるという話だったけれど、そこから話は慌ただしく変わり、ここでは手に負えないと別の病院に送られる。そして、次の病院で分かった事は緊急の手術が必要との事。そして、その為には人工心肺の設備が必要で、そこの病院には人工心肺の設備が無い為、国立病院への転送となる。

        ここで初めて父と会えて、酸素マスクをしながらも「心配かけてごめんね。」という父に、頑張ってね!と言うしか出来なかった。

        国立病院に着いてから、医師から手術の説明を受けて、ぞっとする様な色々な可能性も話された。

        そして、手術の同意書に兄がサインをし、父を手術に送り出した。

        父が手術に向う途中、担当する医師の方に「6月3日が娘の結婚式なんですよ」と伝えた時の医師の切ない顔で、もしかしたらこれが最後のお別れになるかもしれないとも思った。

        けど、そんな事思ったら本当にそうなってしまうと思って、もしかして・・・は絶対に考えないようにした。

        真夜中0時に始まった手術は朝5時過ぎくらいに終わり、医師から手術は成功。幸い破裂して開いた3ミリ程の穴に血栓が詰まっていて、出血が止まっていて、手術時間も通常より2時間程早く終ったとの話を聞かされる。

        奇跡だと思った。

        麻酔がさめても手足が動かなかったり、脳に後遺症が残る可能性も言われていたけれど、それも全くなく目を覚ましてくれた時は、本当に神様は居てくれる!と思ったものでした。

        驚異的な回復を見せて、私の結婚式前に退院、そして結婚式も一緒に歩く事が出来た。

        あれから1年、父はすっかり元気に薪割りまで出来るように回復。

        手術で一度心臓を止めている父。

        本当に生還をした日。

        これからも、特別な日。元気で居てくれればそれだけで幸せな事です。

         

          呼吸と贈り物

          DSCF4429ここ最近、とても体調が悪くて、お腹は下すは頭は痛いわで何も出来ない日が続いておりました。

          そういうどうしようもなくなった時に必ず電話するのは母のもと。

          症状を話すと、呼吸が上手く出来ていないのでは??との事。そういえば最近息苦しいと感じる事が多かったな〜と思いつつ、言われた通りの呼吸を30分し、背中をストレッチしてみると、あっという間に頭痛は消えて数日下したお腹もすっかり良くなった。酸素不足だったのね・・・と赤ちゃんにもごめんと伝えました。

          意外と気づいていない所で呼吸が浅くなっていて、いつの間にか身体にいい酸素が廻らなくなってしまったのだな〜と、改めて呼吸の大切さを実感。

          そして、ずっと待っていた日本からの荷物がやっと手元に届いて嬉しゅうございます。

          フランスのEMSの配達状況はそれはそれは最悪で、今までちゃんと届いた事がない。今回は、近くの郵便局までも届かず、郊外のPostoで止まってしまっていて、体調不良もあってなかなか取りに行けずに居たのだけれど、今日無事にGETした。

          酸っぱいものを欲する今の私には、本当に宝の山。

          これがもっと早くあったら、どんなに楽だっただろう・・・・と思うけれど、今からでも心地よい酸っぱさ堪能します。

          無事に受け取れて何よりだけれど、EMSを扱っているクロノPostoは電話にはでないし、ネットでも上手くアクセスも出来ず、高いお金出して送っているのにこの適当な対応には本当に腹が立つ。こちらでの評判は最悪。

          しかも、ネットに載っていた地図はでたらめで危うく郊外を彷徨い続けるはめになる所でした。

          が、神様はいるな。と思う様な素敵な出来事が私達を救ってくれ、本当に感謝。

          地図の場所にPostoが無いと分かって少し歩き出したとき、私が旦那にポロッと「タクシーが居ればな!」と言った瞬間目の前にタクシーが。

          郊外だし、その場所についてからタクシーは1台も見ていなかったから、無理だろう・・の思いでポロッと出したのに、その直後目の前にタクシー!!

          でも人が乗っていて、あ〜残念。と思ったら目の前のアパートの駐車場で停車。お客さんを降ろした所で、タクシーに駆け寄り、Postoまで乗せて行ってもらえる事に。そこから約5分、無事にPostoにたどり着き荷物をもらって、帰りはPostoの目の前から丁度私達の使うメトロまで行くバスに乗れて、スムースに帰れた。

          が、このバスがまたくせ者で、行きと帰りが別のルートを通るため、やっぱりタクシーで行けなかったらかなり苦労しただろうと思うと、ぞっとしますな。

          神様は見ててくれる!と感謝した日でした。

          そして数日前から素敵な再会が続き、若い頃を思い出す様な出来事も沢山あって、刺激を頂いた。

          ダンスは世界をつなぐな。と思います。

          私もこれからも、子供産んでからもダンス続けて行かなければ・・・。