今日、息子と26日に亡くなった井の頭動物園のゾウのはなこにお花をあげて来た。
今の家に住み始めて、自転車で気軽に行ける井の頭動物園。
息子やお友達とも何度か訪れ、今年は年間パスポートも購入した所だった。
息子ははなこちゃんの事大好きで、はなこちゃんの所に行くとしばらくそこから離れなかった。
外に出ている所を見られたのは1回だけだったかもしれない。
でもその時お尻を向けていたけれど、息子と一緒に話しかけるとこちらを向いてくれて、まるで通じたみたい!お話しようとしているみたい!!!と思ったくらい。
ネットでは「世界一可哀想なゾウ」という言われ方をし、決していい環境とは言えない中でひとりぼっちで過ごしていたのかと思うと、切なくて切なくて、なかなか直ぐにお花をあげに行けなかったのだけど、今日行って本当に良かったと思った。
はなこちゃんが居なくなった場所には沢山の花が置かれ、足の踏み場も無い程だった。
思わず涙が出そうになってしまったけれど、こんなに沢山の人に愛されていたのだな・・・・と思うと、はなこちゃんは「世界一かわいそうなゾウ」なんかじゃない。と思い、切なく可哀想だと思っていた気持ちが少し安心に変わった。
戦後から今までの長い間、本当にお疲れ様でした。
はなこちゃんんの死を通して、気づかせてもらった事がある。
幸せというものは計れるものではない。「世界一可哀想」に見えたとしても、こんなに沢山の人に愛されたゾウは世界を探したって居ないのではないかと思ってしまう。
きっと、人の人生であってもそうなのだと思う。いくら裕福に見えても、いくら良い生活をしているように見えても心が寂しい事だってある。
逆だってある。
はなこちゃん、本当に長い間お疲れ様でした。
ずっと忘れません。