人は鏡

IMG_3374最近の息子の変化で、「人は鏡」とは本当だな・・・と感じる。

昨年の夏の終わり頃から、息子と上手くいかない事が多かった。

自分もイライラしていたし、息子は「しないで」という事ばかりするし、お友達にも意地悪を言ったり、息子の中で何か自分がどうしても許せない事が起きたりすると必要以上に暴力的になるような気がしていた。

3歳になる少し前の時期的なものもあったのかもしれないけれど、息子との生活にノイローゼになりそうだと思う事もあった程。

夏の間は結構私自身も自分の勉強の為に息子には我慢させてしまった所も多々あり、その後ダンスのリハーサルがあったりと息子には大分協力してもらっていたのは確か。

そんな事もあって、秋頃からプレ幼稚園に行く事も嫌がる様になり、私が傍についていないと何もしたくない。というような状態になってしまって、また困ったものだった。

色々息子に負担をかけてしまった分、今度は私が息子の好きな様に出来るように合わせる番だと、出来るだけ息子の好きなように時間を過ごす様にした。

家で遊びたい時には家で遊び、やりたくないという事は無理にはやらせない事にした。

一番の大きな出来事は、3歳児検診での出来事。

何か相談がある場合、個別に子供を遊ばせながら保健士さんに相談ができるとの事で、何か自分にとって許せない事がある時に暴力的になる事や、私が傍に居ないと色々な事を出来なくなってしまった事などを相談した。

保健士さんは、色々な話を聞きながら、息子を観察しながら、とても嬉しいアドバイスを下さった。

息子が今までにしたある行動や、息子がその時に言った言葉などを通して、保健士さんは

「この子はとても頭の良い子だと思いますよ。お母さんが色々な事を言わなくても、ちゃんと自分で観察して色々分かっています。あまりお母さんが色々言い過ぎると、自分の中でこれはしてはいけない!というルールをつくって、窮屈になってしまうかも。お母さんは、良い子だね〜。すごいね〜。と、彼がリラックスさせてあげるようにしてあげるだけで、彼は良い子に育って行くと思いますよ。」と。

保健士さんの話だと、初めての場所などで緊張している場合、膝立で座ったときなどに足首に力が入って、足の甲の部分が床から浮いていたりするのだという。

その足を見て、「ほら、ちょっと緊張しているから、少し触ってあげて、大丈夫だよ。安心して遊んでいいんだよ。と声を掛けてあげるだけでも安心しますから。」と話してくださった。

最後に「この子は上手に育ててあげたら、日本をしょってたつ様な人になるかもしれませんよ。」なんて言って頂いて、悩んでいたのに、そんな事を言って頂いただけでもとても勇気づけられた。

そして、それから私は、最低限のお行儀と礼儀などをのぞいては、出来るだけ息子を褒める事にした。

少しの事でも、「すごいね〜!」「偉いね〜」「ありがとう」と伝える事にした。

寝る前には必ず「えいちゃんの事が大好き。私の宝物だよ。かぁかとこぅこの所に来てくれてありがとう。」と言って寝る様になった。

すると少しづつ、息子も変わって来て、今までは「いや!だめ!!」が多かったのに、「いいよ。」という事が多くなった気がする。

何と言っても、2人で笑っている時間が本当に多くなった。

そして、今日また大きな変化があった。

ここ何度かはプレ幼稚園で別れる時に大泣きだった。「バイバイしない!!」となかなか離れず、最終的には先生に抱っこされて連れて行かれる・・という感じで、迎えに行くとニコニコ笑っているのだけど、離れている間も、どうしても私とでないとトイレに行かない。と断固としてトイレに行かなかったのだそう。

先週プレ終わりに、私と先生と息子3人でトイレに行ってみた。

そして、先生と一緒にトイレに行けた事を沢山褒めた。

すると少し自信になったようで、今日はバイバイするときも全く泣かず、先生とトイレに行ってオシッコ出来たのだそう!!

そして、お迎えに行ったらニコニコ嬉しそうに「今日先生とおトイレ行けたよ!」と教えてくれた。

私も嬉しくて嬉しくてニコニコ。

プレ後も幼稚園のお友達達と仲良く遊んで、と〜っても楽しそうだった。

少しの気の持ち方で、こんなにも人は変わるのだな。

きっと、一番変わったのは私なのかもしれない。

息子を通して、自分が「こうでないといけない!」という固定概念を作ってしまう事を変える事が出来る様になったような気がする。

息子のお陰で、自分の知らない自分に出会えた。

3歳の先生に育てられています。

人は本当に鏡。

気付かされる事ばかり。

 

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