自然と人間

官足法の勉強を通して、自然と人間とは密接に関係していると痛感する事が今まで多々あった。自然に耳を傾ける事無く過ごしていると、まるで「しっかり声を聞きなさい」と言われているかの様な出来事が起きたりするもんだ。

愛媛に引っ越して一年以上がすぎ、四国八十八ヶ所お遍路の札所も点在するこの土地でまた再確認する様な事が多々あった。

お遍路さんについては、またぼちぼち調べていけたら、そして札所を廻れたら・・・と思っているけれど、この土地に今住む事になった事にも本当に不思議なご縁を感じる。

この土地であった一つの大きな出会いが、ルネーション占星術という物を学んだ事。

新しい土地にきて,この先の自分の目標の様なものを見失ってしまった事があった。

子育てに追われている毎日ではあるけれど、私はいつも自分の目標を持っていないと駄目な人で、東京で暮らし始めた頃にも「いつか本を出す!」という目標をもって子育て、官足法を広める事、ダンス活動をしていたけれど、「本を出す」という目標は見事に叶えてもらう事が出来た。

ここ愛媛で、自分は何が出来るのか・・・。きて早々にコロナで人と接する事を断たれ、新しい出会いも無く、官足法を広めるという活動も出来なくて、正直とてもキツかった。

官足法を広める事は、私にとっては身体に興味を持つ人が1人でも多く増えて欲しいという思いが強い。健康を維持する、病気を防ぐことは勿論だけど、身体に興味がわいたら、身体で表現するダンスという物に興味を持ってくれる人も増えるのではないかという事が、実は本当にやっていきたい事でもある。やっぱり私の人生はダンスと共にあり、踊りを通して人と繋がりたいという思いは強くあるから。なかなか今は実現出来ていないけれど、きっと時間がかかってもこれからも取り組んでいきたいテーマかと思う。

新しい土地で、自分の目標を見失っていた時に出会ったのが、ルネーション占星術だった。

月と人間の関係。次男が生まれた時に実感した事。

次男は帝王切開後の経膣分娩(VBAC)で生まれた。VBACで出産するまでの妊娠期間、沢山本を読み、自然なお産について勉強した。お産の時には本当に些細な事で陣痛が止まってしまう事、母体の精神状態がどれだけお産の進み具合に関係しているかという事を知った。そしてまた、自然に生まれるという事、月との関係など、沢山の気付きがあった。

そんな中、もしもVBACが成功するとしたら、きっと満月、もしくは新月に生まれるのではないかなと思っていたら、予定日よりも10日程早い新月の日に陣痛がやって来て次男は無事にVBACで生まれた。

生まれるならこの日かな!?と思っていた日、まさにその日だった。

そんな経験からも、月と人間の関係にはとても興味があった。

ルネーション占星術を学んでいくと、自分が生まれた時に月の状態がどんな状態であったかで、生まれ持った性質を知る事が出来る。自分の性質を知った時、あまりにもドンピシャで当たっていて驚いた。人間関係の築き方や、向いている事、向いていない事、また注意した方がよい事など、当てはまる事ばかりで驚いた。

そして、生まれた日から絶えず満ちては欠け・・を繰り返す月のサイクルと、その年齢の時の自分の状態と照らし合わせてみると、その月の状態の時に起きやすい出来事や、内面の変化など、これまたドンピシャで当てはまり過ぎて本当に驚いた。満ちては欠け・・を繰り返しているということは、変化し続けているという事。良い事も、悪い事の様に感じる事も、通らなくては行けないプロセスだったのだと思える事は大きな支えになるもの。

月の満ち欠けは、植物の一生と照らし合わせて考えるととても分かりやすい。

土を耕し、種を植え、芽が出て土の中に根を広げ、芽は上に上にと伸びていき、蕾ができて、花が咲き、花びらが落ち、葉も落ち、朽ちていって姿は無くなっても、新しい種は土の中に落ち、また種から新しい芽がでる。

自然の中の植物は、自分のピッタリな時期にピッタリな事を起こして、循環している。

それが、人間が手を入れて間違った時期に種を植えたらどうなるだろう。

植物は上手く育たない。

植える場所を間違えても上手く育たない。どんなにずっと花を咲かせていたい!と思っても、花には咲く時期があり、咲いた後には必ず、次の種を繋げる為に朽ちていかないといけないのだ。

そんな植物の一生と私達人間の人生を照らし合わせても思う事は、人生にも色々な時期があるのだと言う事。花咲く時期もあれば、余分な物をそぎ落とすときもある。良いときもあれば、辛いと感じるきもある。でも、それは先へ繋げる為の必要不可欠なプロセスだと思ったら、どんな事も頑張れる様になる気すらする。

ルネーション占星術を通して、自然と人間との関係をまた見直した。

そして、空を見上げればいつもそこにある月。日々変化をしながらも、必ず空にある月。

そんな月を見ては、まるで月に守られているような気持ちになる。

そんな風に思える様になった事は、なんだかとても心強いもの!!!!!

官足法で身体を整える事、ルネーションでは心を整えるお手伝いが出来るのではないかと思う。

本当の健康とは、心身共に健康である事ではないかな。

いつもポジティブでいる必要なない。その時に必要な事をキャッチし、その時必要な事に取り組める事、それが出来る状態にある事が、心身共に健康だと言えるのではないかな。

これからも、身体と心の健康を考えながら、少しづつダンスを通した活動もしていきたいものです。