祝・生還一年

DSC_0420去年の今日、5月18日に父が胸部大動脈瘤破裂で仕事場で倒れた。あれから丸1年。

あの日の事は、ずっと忘れられない出来事。

あんなに怖くて、あんなに不安で、あんなに心配な時間を過ごした事は今までの人生で初めての事。

胸部大動脈瘤が破裂するとかなりの確立でショックによる即死に至るらしいけれど、とにかく倒れたと聞いて病院に駆けつけたその時は何の知識も無く、ただただ無事で居てくれる事を祈るしか無かったな〜と今でも鮮明にあの時の気持ちを思い出す。

父が倒れた5月18日は、私の結婚式まであと二週間という時だった。

昔から娘にとても甘いお父さんであった私の父を知る人は、ず〜っと昔から「香苗ちゃんがお嫁に行く時には、絶対お父さん泣いちゃうよね」と口を揃えて言っていたくらいで、私もやっと花嫁姿を見せられると結婚式を待ち遠しく思っていたから、父が倒れたと連絡があった時は頭の中が真っ白で、動揺で大変だった。

幸いにも、結婚式の衣装合わせに旦那さんと一緒に栃木に帰省しているバスの中で父が倒れたとの連絡を受け、大きな不安な気持ちがある中で隣に旦那さんが居てくれたのは本当に心強かった。

病院に着いてみると、最初はもう帰れるという話だったけれど、そこから話は慌ただしく変わり、ここでは手に負えないと別の病院に送られる。そして、次の病院で分かった事は緊急の手術が必要との事。そして、その為には人工心肺の設備が必要で、そこの病院には人工心肺の設備が無い為、国立病院への転送となる。

ここで初めて父と会えて、酸素マスクをしながらも「心配かけてごめんね。」という父に、頑張ってね!と言うしか出来なかった。

国立病院に着いてから、医師から手術の説明を受けて、ぞっとする様な色々な可能性も話された。

そして、手術の同意書に兄がサインをし、父を手術に送り出した。

父が手術に向う途中、担当する医師の方に「6月3日が娘の結婚式なんですよ」と伝えた時の医師の切ない顔で、もしかしたらこれが最後のお別れになるかもしれないとも思った。

けど、そんな事思ったら本当にそうなってしまうと思って、もしかして・・・は絶対に考えないようにした。

真夜中0時に始まった手術は朝5時過ぎくらいに終わり、医師から手術は成功。幸い破裂して開いた3ミリ程の穴に血栓が詰まっていて、出血が止まっていて、手術時間も通常より2時間程早く終ったとの話を聞かされる。

奇跡だと思った。

麻酔がさめても手足が動かなかったり、脳に後遺症が残る可能性も言われていたけれど、それも全くなく目を覚ましてくれた時は、本当に神様は居てくれる!と思ったものでした。

驚異的な回復を見せて、私の結婚式前に退院、そして結婚式も一緒に歩く事が出来た。

あれから1年、父はすっかり元気に薪割りまで出来るように回復。

手術で一度心臓を止めている父。

本当に生還をした日。

これからも、特別な日。元気で居てくれればそれだけで幸せな事です。

 

    呼吸と贈り物

    DSCF4429ここ最近、とても体調が悪くて、お腹は下すは頭は痛いわで何も出来ない日が続いておりました。

    そういうどうしようもなくなった時に必ず電話するのは母のもと。

    症状を話すと、呼吸が上手く出来ていないのでは??との事。そういえば最近息苦しいと感じる事が多かったな〜と思いつつ、言われた通りの呼吸を30分し、背中をストレッチしてみると、あっという間に頭痛は消えて数日下したお腹もすっかり良くなった。酸素不足だったのね・・・と赤ちゃんにもごめんと伝えました。

    意外と気づいていない所で呼吸が浅くなっていて、いつの間にか身体にいい酸素が廻らなくなってしまったのだな〜と、改めて呼吸の大切さを実感。

    そして、ずっと待っていた日本からの荷物がやっと手元に届いて嬉しゅうございます。

    フランスのEMSの配達状況はそれはそれは最悪で、今までちゃんと届いた事がない。今回は、近くの郵便局までも届かず、郊外のPostoで止まってしまっていて、体調不良もあってなかなか取りに行けずに居たのだけれど、今日無事にGETした。

    酸っぱいものを欲する今の私には、本当に宝の山。

    これがもっと早くあったら、どんなに楽だっただろう・・・・と思うけれど、今からでも心地よい酸っぱさ堪能します。

    無事に受け取れて何よりだけれど、EMSを扱っているクロノPostoは電話にはでないし、ネットでも上手くアクセスも出来ず、高いお金出して送っているのにこの適当な対応には本当に腹が立つ。こちらでの評判は最悪。

    しかも、ネットに載っていた地図はでたらめで危うく郊外を彷徨い続けるはめになる所でした。

    が、神様はいるな。と思う様な素敵な出来事が私達を救ってくれ、本当に感謝。

    地図の場所にPostoが無いと分かって少し歩き出したとき、私が旦那にポロッと「タクシーが居ればな!」と言った瞬間目の前にタクシーが。

    郊外だし、その場所についてからタクシーは1台も見ていなかったから、無理だろう・・の思いでポロッと出したのに、その直後目の前にタクシー!!

    でも人が乗っていて、あ〜残念。と思ったら目の前のアパートの駐車場で停車。お客さんを降ろした所で、タクシーに駆け寄り、Postoまで乗せて行ってもらえる事に。そこから約5分、無事にPostoにたどり着き荷物をもらって、帰りはPostoの目の前から丁度私達の使うメトロまで行くバスに乗れて、スムースに帰れた。

    が、このバスがまたくせ者で、行きと帰りが別のルートを通るため、やっぱりタクシーで行けなかったらかなり苦労しただろうと思うと、ぞっとしますな。

    神様は見ててくれる!と感謝した日でした。

    そして数日前から素敵な再会が続き、若い頃を思い出す様な出来事も沢山あって、刺激を頂いた。

    ダンスは世界をつなぐな。と思います。

    私もこれからも、子供産んでからもダンス続けて行かなければ・・・。

      HP is ready!

      My own web site is ready now!!!!!

      I put my dance works and other works information too.

      I’m so happy to have my own website now.

      Because it’s my turning point in my life….

      I have small baby in my stomach.

      Day by day, my body is changing and at same time I’m just impressed about how our human body is…

      Through this experience, I’m sure I will study, and I will feel many things.

      From now on, maybe I will have bit distance from dance(I mean dance my self) , but I will not stop creating and always keep in touch with dance!

      This is my new start line!

      Kanae Maezawa

        HP完成

        この度、HPを作成致しました。

        今までのダンス活動や、ダンス以外の活動なども見れるようになっています。

        これからの活動の幅を広げていく為にも、そしてダンスだけでなく色々なことを発信していけるように・・・とHP作成に至りました。

        このブログでは、ダンスのことは勿論、血液循環法(官足法)の事、ボディーケアの事、生活のこと、様々なことを記していきたいと思っています。

        実は、このHPを作成する前の段階で、私には素晴らしい人生の転機がやってまいりました。

        新しい命を宿りました。

        これからは、自分のダンスとの向き合い方も大きく変わる時だと思っています。

        しかし、このタイミングでこのようなHPを作成するという運びになったことも、これからも自分らしくダンスと関わって行きなさいとお腹の中の小さな命に教えて貰っている様な気持ちです。

        新しい命を授かり、一日一日変わってゆく自分の身体の変化を目の当たりにしながら、人間って凄いなぁ〜と改めて感じます。

        これからどうなっていくのか、どきどきワクワクですが、しっかりと新しい命を育てながら、形は変わっていくかもしれませんが、創作していくことをずっとずっと続けていきたいと改めて思っている次第です。

        まだまだ未熟者ではありますが、これからもどうぞ宜しくお願い致します。

        4月24日

        パリにて

        前澤香苗