Casa de musica WS

7月15日〜の5日間、ポルトガルの音楽施設Casa de Musicaからの講師達より学ぶチャンスである東京文化会館の「ワークショップリーダー育成プログラム」に参加した。

募集要項で音楽家をはじめ、ダンサーなど・・・という言葉を見て応募したプログラム。

音楽でもダンスでも、絶対に繋がっているはず!と思って参加したけれど、内容はもはやダンスワークショップと言っても過言ではない様な内容で、本当に楽しく充実した期間であった。

私自身、ダンスで即興で踊る事が物凄く苦手だった時代がある。

その時に、沢山の音を聴き、沢山の人と話し、沢山の本を読み、沢山の時間を1人スタジオで過ごした。

そんな時間を経て、私の中の何かが開花して、今では即興で踊る事が一番好き。

自分の経験から、指導をする時、どうしたら苦手意識を持たずに色々な動きをしてみようと思ったり、動きを考えだせる様に導きだす事が出来るだろうといつも考えていて、頭で考えるよりも出来るだけ自然な形でその動きが自分の中に取り入れられるようになる様なやり方を常に考えていた。

今回のWSで、ある講師の方が、「WSでは、子供達が頭で考えるのではなく、自然とリズムを取れる様になったり、音を聴きわける様になる様に工夫して考えている」という事をおっしゃっていて、しかもその構造はとても明確に出来ていて、共感するとともに音楽の事をもっともっと勉強してみたいと思った。

WSで得た事は本当に大きい。

ここで得た事を、自分のダンス活動へ役立てたい。

Casa de musicaがあるポルトガルのポルトは、私が日本に帰って来ようと決心するきっかけになった公演が行われた場所。

何人ものポルト市民の方達が、公演の感想を私に伝えに来てくれた事は、日本でもっとダンスを身近に見られるような活動がしたい!と思うきっかけとなった出来事だった。

今、Casa de musicaのWSを受けた事は、とても意味のある事のような気がしてならない。

日本に帰って来るきっかけを思い出す事と同時に、WS期間中に皆さんの演奏に合わせながら踊らせて頂いた事で、自分の本当にしたかった事をまた思い出させて頂いた。

日本に帰って来て直ぐ、あんなこともしたい!こんなこともしてみたい!!という想いに溢れていたけれど、現実は厳しいもので、いつしか踊れる喜びを忘れて、頭でばかり考える様になって、踊りから離れた時期もあった。

ダンス命で生きて来た自分にとって、その時期というのは自分でもとても辛い時期だったな・・・と今でも思い出す。

けれど息子を産み、育てていく中で、やはり子供という存在は自分には大きなものであり、子供に向けて何か出来る事は無いだろうか?と考えるようになり、ダンスをはじめ、音楽、絵画、様々な子供へのアプローチをどうしたらいいか・・・と考えていた所に、今回のWS参加は本当にドンピシャの内容であった。

しかし、今回のWS参加では、息子には大きな負担をかけてしまった。

初めて私と離れ、数日間に渡って長いお留守番の時間を過ごした息子は、WS途中で発熱、咳、その後情緒不安定になり、彼なりにとても頑張ってくれていたのだな。と気付かされる。

息子中心の生活の中で、息子が寝た時間にWS参加に必要だったWS案を考えたり、WS中も実家に預けていた息子に少しでも会える様に栃木から毎日WSに通ってへろへろだったけれど、本当に参加出来て良かったと思う。

そして、やろうと思ったら出来るんだ!!という自信にもなった。

けれど、やはり私にとって今は息子と過ごす時間が第一優先。息子が笑顔で居てくれる事が私の幸せ。

来年になれば、もっと時間は出来るだろう。大きくなればなるほど、息子との時間は減って行く。

今しかない息子との時間を、やはり大切にしたい想いは強くある。

けれど、私はやはり、ダンスで表現して行きたい。ダンスで子供に何か感じて欲しい。

そう思うと、自分の出来る範囲の中で今行動しなければ!!!と何か背中を押される様な感覚がある。

もう一度、ポルトガルから日本に帰国した時の様な情熱が舞い戻ってきたから!!!

という事で、思い立ったが吉日。

早速調べものをし、良さそうな場所も見つかったので、これから定期的に子供参加可(子供向けではなく、子供連れで気軽に見に来れる)ダンスパフォーマンスを始めようと思う。

出来れば月1とかで・・・・。

詳細決まったらまたお知らせします。

本当に実りある5日間を過ごさせて頂いた。

感謝。

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←ポルトの教会。

この時パリに住んでて、ポルトガルに遊びに行った。

この写真を撮った時、息子はお腹の中にやって来たばかり。

やたら眠くて、しょっぱいものばかり食べたくて、友人達に絶対赤ちゃんが居ると言われ、パリに帰って検査したら妊娠していたのだったな。

 

 

 

 

 

 

    第二の故郷

    IMG_2010最近、大切なものが近くに戻って来ているような、そんな気がする出来事が周りで起こっている。

    セルフボディケアWSを始めて1年たつけれど、身体を勉強する事を通して、WSに参加なさっている皆さんを通して、様々な気付きを頂いている中、やはり何をするにも時期というものがあって、自分にとってピッタリのタイミングで自分にとって必要な事がやって来ていると思えて仕方がないような出来事が沢山。

    WS参加者の方達の身の回りに起きている不思議な変化や、自分の身の回りに起きている変化を通しても、そう感じる事は多々ある。

    この1年、私は息子と過ごす時間を最優先に過ごさせてもらった。

    息子と過ごす時間は、楽しい事もあればイライラする事もあったし、あぁ、もっと自分の事も出来る時間が欲しい・・・と思う事もあった。

    けれど、言葉を覚え、少しづつ出来る事が増え、そのかけがえのない一瞬一瞬を傍で見る事が出来た事は、自分にとって何にも変えられないものだと思っている。

    2歳児というものは本当に一筋縄ではいかないし、こちらの想像を遥かに超えた様な行動をしたりする宇宙人の様な存在だけれど、沢山の大人は忘れてしまっている事を見せてくれる。

    こんな得点は他では得られないものである。

    私はずっと子供という存在に興味があった。

    子供がどんな風に学習して行くのか、どんな風に表現する様になるのか・・・

    自分の子供を産んでみてはじめて、1人の人が育って行くという事がどういう事なのか考えたし、1人では到底想像もできない様な事を感じさせてもらったり、学ばせてもらっていることに、本当に感謝している。

    しかし、やはり私の原点はダンス。ダンスというよりも、表現する事。といった方が良いかな。

    人生の多くの時間を表現する事にかけてきた自分にとって、やはり表現し続ける事というのはずっと頭にあったこと。

    子供を産み、実際に舞台に立ったり・・などの表現の機会は数える程だったけれど、身体の事をお教えするWSの場も、形は違えど私にとっては、大切な大切な表現をする場所であった。

    不思議な事に、ここ数ヶ月の間に第二の故郷でもあるポルトガルが、何だか近くに戻って来て、私に新しい可能性を見せてくれている様な気がする。

    素敵なご縁で、ポルトガルの素敵なお皿を頂いた。

    ポルトガルを思い出す時、あの充実した日々を思い出す。

    そんな中、子供と一緒に表現をする場所を創る為の勉強を出来る機会を得た。

    しかも、それはポルトガルの音楽施設Casa de Musicaの方達から学ぶ事が出来るというもの。

    今、その為に自分で企画を考えている。

    息子と過ごしたこの2年半、沢山の事を息子から学んだ。

    子供の為のWSを考えるにあたって、息子がどうしたら笑顔になるかな?と考えながら、その空間の事を考える。

    こんな素敵な瞬間が訪れる日が、こんなに早くやって来るなんて思わなかった。

    自分の企画が通るかどうかは分からない。けれど、この素晴らしい勉強のチャンスを頂けた事、そして自分のやりたい事を考えられる幸せをかみしめながら、精一杯頑張ってみたいと思う。

    息子をいつか、第二の故郷ポルトガルに連れて行ってあげたい。

    そんな日を夢見て、今出来る事頑張ります!!!!

      来年からの事

      IMG_0288昨日、ピアノリサイタルを聞きに出かけた。

      母に息子を見ていてもらって、普段はなかなか着れないワンピースにブーツにコート。

      すばらしい演奏に、現実から少し離れてとても素敵な時間となった。

      もしかしたら来年、昨夜聞かせて頂いた素敵なピアノ演奏でダンスを踊る事が出来るかもしれない。色々なアイディアを巡らせながら、早くダンスしたいな・・・と身体がウズウズ。

      来年は、出来る範囲でもっとダンスの時間を作りたいと思う。

      今年の夏、甲状腺にしこりが出来た事がきっかけで9月から始めたセルフボディケアWS。

      回を重ねる度に参加される方も増えて来て、自分で自分の身体を守りたい!という高い意識がある方達から学ぶ事も多い。

      自分でケアを続けながら身体改善の為に施術を受けにいらっしゃる方達も、自分でやっているからこそ身体の反応は素晴らしいもので、やはり自分で自分の身体を何とかしよう!という思いがある人の効果の程は本当に素晴らしいと改めて感じる。

      月に一回のセルフボディケアWSも定員に達する時間が早まっている中、来年からWSを月に2回開催しようと決めた。

      毎月第3金曜日はそのままのペースで続け、月に1回土曜・または日曜開催のWSを不定期で開催する予定。

      土日であれば、参加したい!という声も沢山頂いていたので、1人でも多くの自分で自分の身体を何とかしたいと考えている方達のお手伝いが出来れば・・・と思います。

      来年1月のWSは、第3金曜日の1月15日、そして週末開催は1月10日(日)pm14:00~に決定。

      もうすぐ今年もおしまい。

      今年をしっかりやりきって、素敵な来年を迎えたいものです。

        Dance

        先日、数年前にバレエのクラスを教えていたスタジオより代講の依頼があり、お引き受けした。

        内容は、ヴァリエーションのリハーサル。バレエクラスを教えるのも楽しいけれど、ヴァリエーションにコレクションを出す事がこんなに面白いとは!と再発見。

        皆さん、私のアドバイスをしっかり意識しているのが見えて、出来なかった事が出来る様になったり、お互いの踊りが確実に変わっているのが見えたらしく、とても喜んで頂けた。

        代講であったので、またの機会はいつ訪れるか分からないけれど、是非また教えて欲しい!と言って頂けたのは大変嬉しい出来事。

        甲状腺のしこりが発覚して以来、身体の事や、自分の心の事など改めて考えた。

        今は自分の身体に、自分の心に正直に、自分の本当に好きな事をやろう。と決めて、少しストレスになっていて息子とダンスの時間を作れなくなっていた一つの事を辞めさせていただいた。

        そして、心に余裕が出来て改めて息子とダンスの時間を作った。自分も気持ち良く楽しんでいると、息子もケラケラと笑いながら一緒にダンスを楽しんでいるような感じがして、今はこういう時間を大切にしたいと思った。

        すると、不思議な事に甲状腺のしこりはどんどん小さくなっている。ぼっこり出ていたしこりは、手で触らないと分からない程に・・・・

        以前、あるご縁があった方にパーソナルリーディングセッションというものをして頂いた。

        その内容は大変興味深くて、色々な事に気づかせて頂いたセッションだったけれど、そのセッションを通して、私はその時その時に必要なメッセージを受け取り、自分にとって一番良い方法を選んでいるのだと教えて頂いた。

        確かに、何となく、「あぁ、こうした方がいいのだろうな。」と思った事は、後になって大きな意味ある選択であった場合が今まで何度もある。

        その選択は時には苦しい状況をあえて選ぶ事もあったりした。

        でも、その選択がその時期には正しい事で、もしそれを逃げてしまっていたら今の私は無いということと、星の動きや色々で見るとその時期にぴったりな行動をしていたのだということを教えて頂いた。

        そして、私は今、自分が好きで楽しいと思う事をやっていれば良いのだと言って頂く。

        こういうのは、信じる信じない色々あるかと思うけれど、私は妙に合点がいって、そのセッションで言われたからというわけでなく、甲状腺のしこりを通して考えた色々を大切に、好きな事を楽しくやっていきたいと思うようになった。

        セルフボディケアWSも、今の私にはとてもやりがいのある、充実した時間を過ごさせてもらう機会の一つ。

        毎月どんな内容にしようか考える事は、心がうきうきする瞬間である。。

        これからも、どんどん自分の好きな世界を広げて行けたら・・と思います。

        9月18日(金)開催のセルフボディケアWS、まだ少し空きがあります。

        心も身体も健康になるWSを目指し、頑張ります♪♪

         

        以下、詳細です。

        Self body care WS VOL.3 開催。
        好評につき、これから毎月第3金曜日にWSを開催する事になりました。
        官足法の理論、実技は勿論のこと、呼吸法、ストレッチ、そして毎月変わる経絡の流れ、身体と密接に関係している数霊についても、その月の数字を通して勉強していきます
        今回は、美味しい無添加和菓子と、珈琲嫌いだった私でもここの珈琲だけはブラックで飲めてしまう地元栃木県のこだわり自家焙煎珈琲、そして母方の祖母の実家静岡県茂畑で作られた新茶を間に挟んでのWSです。以下、詳細です♪♪
        ↓↓↓
        人間の身体には縦横無尽に血液が流れています。血液中の老廃物が増える事により血液は滞り、身体に様々な不調が現れます。
        血液循環を良くする事によって身体は自然治癒力を高め、様々な症状が改善されていきます。
        (関節痛、腰痛、下痢・便秘、生理痛、不妊など、様々な症状に効果があります)
        今回のWSでは、足裏の反射区療法、呼吸法、ストレッチなどを通して血液循環を良くする事で、自分の身体、そして家族の身体を守る為のセルフケアを勉強していきます。
        毎日自分で出来るセルフケアを一緒に学びましょう。Self Body Care WS Vol.3

        日時:2015年9月18日(金)10時30分~13時00分

        会場:アトリエ ハコ
        http://atelier-haco.com/

        参加費:¥3000(軽食&飲み物付)
        定員:10名(要予約)

        予約・問い合わせ:前澤香苗
        e-mail: kanaemaezawa@hotmail.com
        Tel: 080-2042-3925
        HP: www.kanaemaezawa.com

          The Show Must Go On

          3連休で、出産前最後になるであろう上京。

          一応九ヶ月に入っている為、病院の先生に聞いて、お腹が張ったら直ぐ休む事を注意され、念のためのお腹の張り止めの薬も貰って上京。

          しかし、無事にお薬にはお世話にならず、お腹も張らずに行って来る事ができました。

          2つのダンス公演を鑑賞して、締めくくりに二年前に知り合った「The Show Must Go On」の出演者の会に参加する。

          公演を見ると、色々な事を考えるチャンスを貰えてとても刺激になる。どうしてその作品を創るのか、そしてどうしてそれを人に見せるのか・・・・。

          自分がものを創る時の気持ちを思い出しながら、見た作品で感じた事をまた自分の中で消化させる作業はとても楽しい。

          作品を創るという事に大きな衝撃を与えてくれたのが、まさにJerome Bel振付けの「The Show Must Go On」への参加であった。

          あんなに腑に落ちた作品に今まで参加した事がなかった。

          私の中にいつもあった興味は観客との関係。

          それをあれほどまでも明確に見事に大劇場での作品にしたJerome Belには、本当にダンス人生を覆された感じであった。

          身体を動かして、踊りを踊るというシーンはほとんど無かったものの、あんなに舞台に立つ事が難しいと感じた事は今まで無かったかもしれない。自分が舞台に立つという事や、観客に何を見せるのか、観客をどう楽しませるのか、そして劇場という空間の中で観客と演者がどんな事を共有するのか、本当に色々な事が考え尽くされた作品に参加出来た事で、本当に勉強になったし、何よりも素晴らしい仲間達に出会えた事が本当に幸せな事だった。

          今でも、あの充実した二週間は宝物の時間。

          そんな素晴らしい時を共に過ごした仲間達とは年に何度か集まる事があり、その時間は必ず楽しくて素敵な時間になる。

          今回は、日本を離れる2人の送別会。

          皆それぞれ、それぞれの道で頑張っていて、それも大きな刺激になるものです。

          でも、またね!!!と皆笑って言い合える関係というのはとても素敵。

          そして、同じ場所で出会った旦那さんとの間に授かった新しい命の事も、皆とても喜んでくださって、嬉しかった。

          こんな風に年に何回かでも、いつまでも皆で集まってワイワイ出来たら良いな〜♪と心から思う。

          何より、素晴らしい作品を通して出会えたこのご縁に改めて感謝!!

          また、赤ちゃん産まれたら皆に報告しなければ。

          The Show Must Go On!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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