育む

DSCF4411先日、初めてエコーというものを撮った。

赤ちゃんの姿を見る事や、心臓の音まで聞く事が出来る。

凄い機械だな〜と関心。

約1ヶ月ぶりに見た赤ちゃんは、先月のたったの12ミリから大分大きくなり、今や7cmもあるようです。

もうすっかり人間らしい形をしていて、頭や顔、手、足など全部確認出来る。こんなに小さくても一生懸命成長しながら生きているのだな〜と本当に感動してしまう。

1ヶ月の間に、こんなに沢山の身体の部位が出来上がるという事は本当に神秘。そりゃそれだけの大仕事がお腹の中で行われていれば、眠いし疲れるはずだな・・と納得。

自分もこんな風にお母さんのお腹の中で育ったのかと思うと、その私がまた自分の中に新しい命を育んで、その子がまた誰かと結婚して新しい命が産まれて・・と、そんな風に繋がりが繋がりを産んで今の自分もあるかと思うと、ご先祖様達に感謝しないといけないな〜とつくづく思うと同時に人間の生命の神秘を感じる。

ご先祖様達の誰一人とかけていたら今の私は居ないし、旦那さんのご先祖様達の誰かが掛けていたら今の旦那さんも居ない。

そしたら、今私の中に居てくれるこの小さな命にも出会えなかったのだな〜と思うと、次に繋げる大事な命をしっかり守らねば!と思います。

ちいさな赤ちゃんは、時々お魚みたいに動いていて本当に可愛かった〜♪♪この調子で、すくすくと大きくなって欲しいものです。

 

 

    伝授

    DSCF3776今日もまた一人の方に血液循環法の知識、そしてセルフケアをお教えする機会があった。

    その前に、足もみのことで聞きたいことがあったので母とスカイプをすると、ちょうど聞きたかったことについて昨日発見があったとのことで、それを教えてもらった。

    身体のことは、まだ医学でも解明出来ていないことがた〜〜〜くさんあるけれど、自分たちで発見出来ることって意外と沢山ある様な気がする。

    日本に居た時、母の講座で私もストレッチや呼吸法などを教えていたけれど、それは全て今までのダンス経験から持って来た材料ばかり。身体を正しく使うことは、身体を健康に保つ術だと思う。

    幼少の頃始めたバレエの先生が、間違った基礎を教えてくれてから中学2年生でバレエ教室を変わって、「今まであなたがやっていたことはバレエではありません。今バレエを始めたと思ってください。」と先生に言われてから、全部外側の筋肉を使ってしまって酷いO脚になってしまった身体の使い方を変えていくには相当の苦労があった。けれども、間違えを知っているからこそ、間違えを正していくという作業を通して、本当は身体のどの部分を使わないといけないのか少しづつ少しづつ身体が分かって行った様な気がする。

    でも、無理があった足首には負担がかかって手術をしなければいけなくなってしまったけれど、それで官足法にも出会えた様なものだから、今ならそれはそれで良かったと思える。

    先生は、正しいやり方は教えてくれるけれど、間違ったやり方からどうしたら正しく使えるようになるかは教えくれなかった。それはきっと、先生は間違ったやり方を身につけたことは無いから分からないのだと思う。そうすると、やっぱり自分の感覚でどうしたら正しい使い方が出来るようになるのか、探していかないといけない。その作業を通して、中2の頃から私は必然的に自分の身体と向き合うという事をしなければならなかったのだな〜。でも、そのお陰で自分の身体の観察力はとても敏感になったし、何と言っても人の動きや身体の使い方を観察するのもかなり得意であります。

    一つ、今までのダンサーとしての仕事を通して勉強させて頂いた事で、とても役に立っている事がある。それは、とある仕事でやったヴォイストレーニング。舞台上で声を出さなければいけないという事で、ヴォイストレーニングを受けた。声の出し方の基礎や、複式呼吸の使い方など教えて頂いたけれど、私はなかなかこれが得意で(真似が得意なのかもしれません)先生には、「君は歌を歌ったらいい!!」と太鼓判を頂いたのでした。とにかく、毎回新しい情報を貰える事が楽しくて、だんだん声の出方が変わって行くのが楽しくて、本当に素晴らしい機会だった。

    そんなトレーニングの中で、唇をブルブル振るわせながら(ブ〜と音をだしながら)音階を変えて歌うというものがあったのだけれど、きちんとタンデンを使って口から空気を出せていないとブルブルが止まってしまうのですね。本当に不思議なのだけど、お腹の意識が無くなったとたん、ブルブルは止まってしまうのです。

    それを講座などでやってみると、中年のおばさま達はほとんど出来ない。完全に、タンデンを使う事を忘れてしまっている。そうすると、お腹が出て来てしまったりしますね。

    これは若い人でも同じで、お腹が冷えている人は大体これが出来ません。お腹が冷えていると、女の人は生理不順になったり、生理痛がひどかったりという人が多いです。

    このヴォイストレーニングで、ちゃんと声を出せる時は、踊っている時と同じようにタンデンを使っている事に気づいて、何でも同じなのだな〜と思ったのでした。

    こうして、関係ないようだけれども実は繋がっている身体のしくみ。

    こう考えると、健康の為にきちんとした身体の使い方をするダンスというものがもっともっと広がったらいいのにな〜と思ったりします。やっぱり、今はまだ血液循環法とダンスが上手く関わっていないけれど、これからどんどん自分だからこそ出来るダンスとの繋がりを見つけ、ダンスもどんどん広げられるようになったら良いな〜と改めて思うのでした。

    よし、頑張ろう。

      身体の仕組み

      身体は本当に良く出来ていて、ちゃ〜んとサインを出してくれるな〜とつくづく思う。DSCF3940

      最近、悪阻の影響からかご飯を作れなくて外食をする機会が多くなってしまっていた。そうすると、食べている時は良いのだけど、夜中〜朝方に胃がむかむかしてしまってならない。

      昨日、旦那さんについて来てもらってマルシェに買い物に行く。以前知人から、とある店はほとんど無農薬で作ったものを安く売っているからオススメ!と聞いていて、カレーを作る為にじゃがいも、にんじん、玉ねぎさんを購入。

      材料を切り始めると、まず玉ねぎの臭いが全然違う。切った瞬間に玉ねぎの良い臭いがして、この玉ねぎ何か違う!!と直ぐに分かる。無農薬だとこんなにも違うの!?!?と思いながら、コトコトと出来上がったカレーが、今まで自分が作ったカレーの中で一番と言っていい程美味しかった!!

      妊娠してからというもの、臭いにとっても敏感になっていて、食べ物も食べ始めれば良いのだけど、調理中の臭いや食べる前に臭いが気になったりすることが多かったのだけど、今回のカレーは、調理中の臭いも良いにおいと感じたし、本当に美味しく食べられる。

      そして、夜の胃のむかむかが全く無いのは本当に不思議です。

      やっぱり、良い素材で自分で作って食べるのが身体にはいいのだな〜と自分の身体の違いでつくづく感じます。

      官足法を初めてから、悪いものが入ってもそれを体外にきちんと出せる様な身体を作っていれば怖いものなんて無い!と思っているけれど、本当にそうで、身体に良くないものを口にすれば、お腹を壊したりしながらちゃんと体外に出してくれることが分かる。

      でも、そこを自分の身体の声を無視してコントロールしようとすると、身体が本来持っている機能を使えなくなってしまうのではないかな〜と思う。

      定期的にセッションをしている患者さんの一人は、ずっとマクロビオティックを勉強していた方。

      しかし、足には全然栄養が来ていなくて肌は黒ずんでいて、本当に冷たい足をしていてびっくりした。

      官足法の知識をお教えしながらセッションを続けるうちに、足もだんだん血が通って来るようになって来たけれど、とても印象に残っていることがあった。

      それは、マクロであまり身体に良くないとされている食品を食べると罪悪感が残っていたという。

      しかし、私と出会って悪いものが入って来たらきちんと出してくれる様な身体にすれば良い!と気がついてから、食べ物を食べても罪悪感がわかなくなったと・・・。

      食べ物だって、美味しいと思って食べれば良い栄養になりそうだけれど、罪悪感があれば上手く吸収しないんじゃないかな〜と私は思うから、食べたい時に食べたいものを食べた方が良いですよ!でも、足をちゃんと揉んでいたら悪いものは出るから大丈夫!!と言っています。

      実際、私は足もみを始めてから本当に身体が正直に反応してくれるので、食べ過ぎたと思えばお腹も壊れるし、体調悪い時は無性にジャンクフード食べたくなるし・・・・という感じです。

      でも、実は健康な時に無性に食べたくなったりするものも理にかなっていて、その時にかけている栄養素を身体が本当に欲してくれているので、やっぱり自分の身体と会話をするのが一番だとつくづく思います。

      赤ちゃんがやって来てくれてから、私の身体はまた今まで以上に色々なサインを出してくれるようになっているけれど、色々詰め込んでしまう癖のある私に、「無理しなさんな」と赤ちゃんが教えてくれる様に感じる時がある。

      そういう時はゆっくり身体を休める体勢を取ると落ち着くのだから不思議なもの。

      本当に人間は凄いな〜と改めて感じます。

      良いもの食べて、身体をきちんとケアして、心身共に健康でありたいものです。

        マシーン日記

        DSCF4396パリ日本文化会館に松尾スズキの「マシーン日記」を観に行く。

        ラッキーなことに最前列での鑑賞。

        いや〜〜、面白い!!!!!

        本当に面白い!!!!!!!

        昨日のロメオ・カステルッチに続いて本当に素晴らしいものを見せてもらった。

        役者さん達も、凄いな〜と感動した。

        この作品は松尾スズキが30代の頃に片桐はいりの為に書き下ろした作品らしい。

        わたくし、片桐はいり大好きです。

        初演版では阿部サダヲも出ていたらしく、阿部サダヲも大好きな役者さんなので、今更だけど初演版も見てみたいな〜と思う。

        少し前に、小野寺修二の作品が同じパリ文化会会館に来ていて片桐はいりが出演していたけれど、その存在感は格別だった。

        今回のキャストも素敵だったけど、初演キャストも見てみたいものです。

        2本続けて当たり公演に出会えて、今週は素晴らしい週でございました。

          Romeo Castellucci

          Théatre de la Ville(パリ市立劇場)にロメオ・カステルッチの作品を鑑賞しに行く。

          ここへはパリに来てから、結構な回数足を運んでいるけれど、今まで私が好きな感じのものにはなかなか出会えていなかった。

          けれど、カステルッチの作品には久しぶりに何だかどきどきして、とても感動した。

          作品始めから、なかなかエグいシーンで始まる。けれど、細かい演出の一つ一つが本当にこっていて、わんちゃんまでも舞台上に現れ、素晴らしい仕事をこなしていた。

          最初、あまりに強烈なのでちょっと気分が悪くなりそうだな〜・・・と思っていたら、私達の後ろの席のおじさまが気絶してしまったようで、家族が必死に起こして、劇場係の人が駆けつけ連れられて客席から退場されるということがあった。

          これも初めてのことで、びっくり。

          もしかしたら違う原因かも知れないけれど、もし公演を見て・・であってもおかしくないとは思った。

          残念ながら、イタリア語の台詞にフランス語字幕だったので台詞を全て理解することは出来なかったけれど、役者さん一人一人の動きも統一されて、まるで絵画の一枚のように作られていて、とっても綺麗だった。

          衣装もとても素敵。

          でも、何と言っても圧巻だったのはラストシーン。

          あんな舞台美術を今までに見たことが無い。

          いや〜〜〜〜、世の中には凄い人が居いるもんだ!と改めて思うと同時に、もっとカステルッチの作品を見たい!!と強く思うのでした。

          聞いた話によると、私が見た今回の作品はまだ綺麗な方らしく、他の作品達はもっと強烈なシーンがあるとのこと。

          でも、本当に本当に感動してしまった。

          言葉が全部分からなくても、伝わるものは伝わるよな〜と思います。

          素晴らしい演出家の作品に出会えたことに感謝。

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