人間力

人間には、想像もつかない様なパワーを発揮出来る時があるような気がする。

でも、それというのはその時にパッと創られたものではなくて、何でもない日々の小さな努力や、小さな心がけが、いざという時のとんでもない力になる様な気がしてならない。

自分自身の経験を通してもそうだけれど、ダンスを通して知り合った友人達を見ていても、やはり自分を信じて毎日の努力を欠かさない人は、いざ!!!という時に必ず結果がついてきていた。

私の人生の中で、自分がめげそうになると思い出す出来事がいくつかある。

まず、ヨーロッパのダンスカンパニーのオーディションを受けまくり、落ちまくっていたベルギー時代に知り合った友人の事。

同じ様にダンスカンパニーのオーディションを受けまくっていた彼女とは直ぐに意気投合し、色々な話もしたし、オーディション情報を交換し合ったり、時には互いに慰め合ったりして、親友と呼べる仲になった。

オーディション周りにはお金がかかる。けれど、お金をかけてオーディションに行かなければ、まず仕事は得る事は出来ない。

友人もその年が最後のチャンスで、これで仕事が決まらなければダンスは諦めて自分の国へ帰るといっていた。

私も両親から、兄を大学にだしたと同じだけはサポートすると言われていたので、その年が最後のチャンス。これで仕事が決まらなければ、ダンスは辞める。という覚悟をもってオーディションに挑んでいた。

けれど、友人の覚悟は自分のものとは比べものにならない程の覚悟であった。

オーディションに行くためのお金を保つ為に頑張って節約をしていたけれど、洋服も数枚しか持っておらず、ダンスのレッスンから日常生活までその数枚で過ごしていたし、出来るだけ安く滞在する為にユースホステルでアルバイトしながら無料で滞在させてもらいながら、昼食には朝食のパンを持ち歩いて節約していた。

そんな彼女に触発されて、私も何とか親に負担を少なくさせたいとアルバイトを捜した。

オーディションがあればそれを最優先させてくれる、という条件で、運良く日本人の方が経営するお店でアルバイトをさせて頂ける事になり、朝自分の為のダンスクラスを受け、夜はアルバイトをし、オーディションがある時には一番やすい夜行バスでオーディション会場へ向いオーディションを受けるというハードな生活をしていた事も、今思い出せば良い思い出。

その後、私も就職が決まり、彼女も学校が決まりそれぞれ新しい生活が始まったけれど、その後彼女は大出世して、世界中を駆け回り素晴らしいダンサー生活を送りながら女性としても幸せに暮らしている。

あの時、彼女に出会えた事は本当に自分にとって大きな出来事だった。

何よりも、誰に何と言われようと人からどう見られようと、自分の信念を貫き努力している人には必ず結果がついてくるのだ。という事を目の当たりにした。

そしてもう一つ、私に大きな影響を与えた出来事は父が倒れた時。

あの時ほど、自分は無力で何も出来ない・・・と感じた事は今まで無かった。

人の命の長さは決められない。どんなにお金があっても、それだけは買えない。

父を手術に送り出す時、私がどんなに頑張ったとしても、お医者様がどんなに頑張ったとしても、父の生命力にかけるしかないのだ。と思った。

もうこれは、父のもった運にかけるしか無いのだと。

父は九死に一生を得る事が出来たけれど、この奇跡は父が今まで積み上げて来たものだと思った。

そんな出来事を経験してから、人の事は自分には何も出来ないのだな・・・と思う様になった。

家族の事、友人の事、大切な人の事は心配になるし、出来るだけ協力したいと思う。

けれど、最終的な所で何も出来ないのだと分かったら、とにかく自分のその時に出来る事を精一杯する事が相手の為にもなるのだ!!と今は信じて行動している。

人の事は変えられない。でも自分は変えられる。

自分で選んで自分で行動していたら、何かがあった時人のせいにしないようになる気がする。

とにかく、今自分の出来る精一杯を生きようと思う。

そうしていれば、道は自ずと開けて行くと思うから。

自分の身体を整え、自分の気持ちを整え、自分の出来る努力を続ける事。

そういう積み重ねが、いつか必ず自分も自分の大切な人も守ってくれるのだと思うから。

努力の先には未来が明るい!と信じて頑張ろう!!

あぁ〜〜、ポルトガルに行きたい。

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